2024.4.1
「でね、あのね、だからね。」
2020.9.3 (19:06)
ただ、あの最初の「知らないから」享受できる強力な幸福を、
永遠に繰り返したいのがファンタジーの世界であり、
妄想の世界だとすれば、
僕はそれでも気まずい沈黙を背負って、
退屈な日常を二人で退屈に生きていくことを選ぶ。
そうやって長い長い退屈の果てにようやく、
ああ、これでよかったのだ、
と思う瞬間がやってくる。