1:2017.4.28

次作へのスケッチ②

次作へのスケッチ②

狂ったように毎日漫画ばかり読んでいる。
青年青春漫画ばかりでなく、コロコロコミックや生まれる前の漫画など、
ジャンルはめちゃくちゃだ。

オタクは整理分類が好きだよね。なんだか。
それを会話のフックにするのも好きみたいだ。

僕はカオスの方が好きだな。
整理や洗練はもうそこに何も期待しない事柄のみに執り行う。

4:2017.4.18

「再会⑰。」

「再会⑰。」

現実をベースにしているとオチがない。

ここで青春が終わった、という出来事も何もなく、
僕はえんえんと同じことを繰り返し、今に至っている。

苦しくなってきたので一度終わることにした。
思い出は思い出のままのがいい、と思うことは多い。

5:2017.4.14

「絵。」

「絵。」

先輩はいつも貝の絵を描いていた。
だから僕は貝が好きだ。

だから貝を描いた。
先輩はそんなもんいらんと言った。

先輩の絵が欲しかった。
先輩は決して人間を描かなかった。

何故だったのだろう。
見たくないものまで見えてしまう先輩。
貝のように貝ばかり描く先輩。

6:2017.4.12

「再会⑯。」

「再会⑯。」

技術が低く、まだ自分の思っていたことを
漫画にちゃんと形にできないのがもどかしい。

高校の頃は、気を遣っていそうで近しい人間には全く遠慮がない、
心の中でゴリラのようだったオータニが、
時間を経て妙な気を回し、自分の罪悪感を消そうとする様子は
少しショックだった。

青春てなんだろうな。
僕はただやっと思い出になった僕の思い出を、
とうとうと思い出話として話したかっただけなのに。

8:2017.4.7

村木:SIDE B「⑮:んなこと言ってもだな。」

村木SIDEB⑮「んなこと言ってもだな。」

「断ち難い片思いの未練」と「絵に描きたい」は
僕の場合は別れていて一緒ではない。

絵に描きたい人と好きな人も全然違う。
いっぱい描いて、その人と仲良くなれたことは全くない。

これはあれかな、アニメキャラを好きとか、
そういうのと同じことなんだろうか。

いやちがう。

断じて違う。

9:2017.4.6

「真夜中の孤独。」

「真夜中の孤独。」

夜中になるとTwitterにしろ何にしろ、
憂鬱で孤独なツイートが増える。

僕自身も、夜中に絶望的に襲ってくるあの孤独感を知っているだけに、
そうした暗いツイートもわかる気がする。

パソコンなどない時代の大学生である僕には
夜中の孤独を吐き出す場所がなかった。

でもただただ蓄積していく憂鬱が、
今となってみれば何がしかの原動力だったのだと知る。

言葉で気楽に吐き出さない方がいい。
それはきっと、君を薄っぺらい人間にしか育てない。

10:2017.4.5

「バカは誰だ。」

「バカは誰だ。」

僕が大学生になってパソコンに初めて触れ、
初めてマウスで描いたこれ↓を

より詳細に描くと今日のようなマンガになる。
気を引くためなら手段を選ばないようなところはあったが、
それは誰にでもあるんじゃないかと思う。程度の問題で。

顔も性格もダメだと思ってしまうと、
あとは努力くらいしかすることがなかった。

それは恋愛でも何でもない、自己愛に近い原始的な行動だったけれど、
でもまあ、うん、一生懸命だったんだ。

11:2017.4.4

シリーズにんげんのうた⑭ 「先輩④。」

シリーズにんげんのうた⑭ 「先輩④。」

「僕はクズだ」

と言える人間はクズになんかなれない。
僕は自分はまったくクズでなく、
心の底から天才だと自分を思っていた。

というのは嘘で、
天才だ、天才なんだ、と暗示をかけること以外、
することがなかったんだ。

しなければならないことは山ほどあったのに、
することがない、とため息をつきながら、
うろうろと京都の街を歩き、
気に入らねば見も知らぬ他人に暴力をふるい、
狭い狭い世界の中から、その狭い世界を否定する、

バカなのか。

バカだったのだ。

12:2017.4.3

さみだれちゃんとどうしようもない日々。9「らしさ。」

さみだれちゃんとどうしようもない日々。9「らしさ。」

さみだれちゃんには色んな背景があって、
複雑な家庭環境だったりだとか、諸般の事情でああなっていたのだったが、
心が壊れているかというとそうではなく、
ものごとをじっとよく見ていた。

アウトプットが0の人間もいたっていい。

13:2017.4.2

「再会⑮。」

「再会⑮。」

オータニが僕に語ったマキタの本当の気持ちは、
今ではもう忘れてしまったけれど、
とにかく僕とマキタはどことなくよく似ていて、

しつこく、
諦めが悪く、
根に持った。

何かもう、色々気を遣ってイヤだったな。

14:2017.4.1

「再会⑭。」

「再会⑭。」

学生の頃の痛みって、学生が終わる頃にすっかり癒えて
何か別の痛みによって塗り替えられてしまうものだと思う。

でも何だかそれがもったいなくて。
忘れてしまう自分がいやで。

僕はもちろん、今何かをひきずって、
いつまでも傷ついているわけではなく、
それどころかどんなに傷ついたとしても、
寝て起きればすっかり元通りになっている。

何にも本気になれなくなったからだろうか。
上手に生きていけるようになったからだろうか。
多分違う。

僕は知ったからだ。たくさんのことを。