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「君しか知らない話をどうか僕に。」

男性が女性に行きたい場所を尋ね、女性が過去を回想する漫画

旅は好きだった。
旅の目的は、何かを見ることではなく、何も見ないことだった。
自分を知っている人間がいないというだけで、
僕の心ははずんだ。

やがて、誰かと旅をすることを覚えた。
それは何かを見る旅だった。
目的を達するための旅だった。
僕は次第に疲弊した。

奥崎の実家に挨拶に行った。
目的は達した。

僕は君のことを知りたいと思った。
雪が降り出した。

君は君しか知らないことをたくさん話した。
僕は、そうやって人を好きになる。

このマンガ・イラストの説明

ハセガワは、島根に来た女性に行きたい場所を尋ねる。女性は、日本海と健康ランドしかないと聞くと、あるバス停で初めて男の子に好きと言われた懐かしい思い出を回想する。女性は、そんな話が面白いのかと自問しつつ、ハセガワの問いに答えようとする。

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