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2020年3月44P
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「大学生活。」
<時代が違うだろ>と、大人だけでなく子供からもすぐクレームが飛んでくる。
が僕は、大人も子供も世界や社会や地球規模の視点でなく、もっともっと近くの、目の前のことをじっとよく見た方が幸せになれると頑なに信じている。
「よくわかんねえよ。」
死は個人が体験することのできない唯一の体験だからな。よくわからないんだ。
誰が何に盛り上がったっていいのだけれど、僕の周りにはわざわざツイッターで追悼や黙祷をする奴なんかいない。
いたら速攻でさよならだ。
「基本とか正義とかうるせえよ。」
基本が大事とは言うが、それが大事になるのは「基本とは何か」を理解した頃だから、結構後のお話だと思うんです。
絵とか音楽とか文学とか、方法論から入るととんでもなく退屈だよ。
「雨の日のダイアログ。」
雨を描くのはとても楽しい。
雨の日にだけできる会話ってたくさんあったよな。
「やさしいクズ。」
人の観察は誰でもできるのだ。
自分自身の観察は難しい。勇気がいる。
そしてひとりぼっちの人間には出来ない。
「ランボオの詩のような。」
浪人の頃、ランボオの詩に夢中になった。
あれがまた見つかった。
なにが? 永遠が。
それはいっしょに消えた海
太陽と。
(清岡卓行訳)
京都は海でなく川だったが、でもこの絵のような時、いつも思い出した。
「結婚16年目。」
今日は結婚記念日なんですが、家内ちゃんは全く覚えてないのでケーキを買って帰る。
「勇気とは。」
片思いは無責任だ。
二次元に対する愛情もそうだと僕は思う。
好きに勇気は必要ない。自分の中で勝手に閉じている。
本当に勇気が必要になるのは、「もう好きでない」という自分を認めざるを得ない瞬間であり、
その告白である。
「季節」
そして春が一番嫌いだ。
誰も彼も鬱陶しくなるからだ。
「不毛。」
ケンカする余地があるのは安心できる。
徹底的に葛藤を避けるため、ちょっとイヤになったらバイバイ、だと永遠に不毛だろう。
「【喫茶店物語】終了。」
ジジイとババアの悪口の何が面白かったかと言うと、結局その相手のこと好きなのがわかるんだよ。
細かいとこまでよく見てるからな。
多分それを愛と言うんだと僕は思う。
でも本当にこんな一瞬で客層が変わるなんて、経営って大変だね。
「上手くなるために美術部に入ったんじゃない。」
上手に描いて褒められたい、は重要な動機の一つだから、それは否定しなくていい。
でも僕はそんなことよりただ吐き出したい気持ちばかりが強かった。絵が好きなわけではないのだ。
「哲学徒のふたり。」
「勉強の得意なバカ」の典型例であるわたくしは、だからこそ恋愛関係の中で「やらかして」「目が覚める」という強烈な失敗が必要かつ重要だった。
これが社会に出てから、相手が上司、とかだったら上から目線のバカのままだったろう。
「【正直】は性格じゃなく経験値だと思う。」
思ったら何でもすぐ言うことを正直さだとは全く思わない。
僕にとって素直とか正直は、あちこち凸凹しながら、少しづつ色んなものを許すかわりに得る経験値なのだ。