2024.4.1
![](https://rainy.black/wp-content/uploads/tooi.jpg)
連作:トオイヒビ59P
記憶に焼きついてどうしても離れないそんな風景を、自分が朽ちてしまう前に描き留めておきたくて。
ページ内の表示数
トオイヒビ3「僕、デューク、先輩。」
アトリエの裏、室町今出川にかつてあった、
何の変哲もない、さしたる特徴もない、喫茶店・デューク。
とっくに閉店し、土に還った。
でも僕には忘れがたい。
今までも何度か描いてきたが、
ちゃんと描いておかねばと思ったのだ。
写真など一枚も残っていないから。
僕の記憶から消え失せてしまう前に。
トオイヒビ4「ストイック。」
文章や音楽も孤独な作業ではあるのだけれど、
絵を描く作業に必要なストイックさはまたちょっと違う気がして。
どうやったらもっともっとストイックに自分を追い詰めて生きていけるだろう。
修行僧みたいに。