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3:2021.2.27 (13:18)

「結婚の意味なんて。」

結婚なんて意味がないと言えば
ないと思う。

でも「意味ねえ!」なんて
わざわざ言ってる時点で
意識してるのはバレバレだ。

そんなの考えたことがない。
あのねえ、

結婚していれば周りから一人前だと思ってもらえる

なんて子供みたいな気分で結婚なんかしない方がいいぜ。

4:2021.2.27 (8:36)

「先輩と僕。」

どうでもいい人としなければならない
どうでもいい会話は苦痛だった。

僕が知りたいのは、
人がコミュニケーションのために
装備している趣味やマンガや天気の話題を
全て剥ぎ取ったあとに出てくる
人間の本質的なイヤな部分であり、

それ以外の会話は時間の無駄だとさえ
思っていた。

7:2021.2.25 (4:19)

「夜話。」

僕が大学生だった90年代前半は
バブル崩壊後、氷河期などと呼ばれたりするが、
もっとも大きな変化は、

「サザエさん的家庭像の完全崩壊」
にある。

僕はまさしくサザエさん的な家庭で、
ほとんど不満もなく育った。

そんな僕の楽天的な価値観を
大学生活の恋愛が全て破壊することになる。

問題のない家庭などない。

それはとてもショックな価値観の変化だった。

8:2021.2.24 (2:21)

「その節は。」

毎年この時期になると描きます。
まあ個人の思い出なんて無限にあるものでは
ないですからね。

ただ、そうやって思い出を繰り返し描くうちに
細かいイヤなことは忘れてしまいました。

未読の方は去年描いたこちらもどうぞ。

23ページマンガ「そのせつはごめいわくありがとう。」

14:2021.2.20 (2:33)

「お前の優しさなど何の役にも立たない。」

これが「ぬいぐるみ事件」の伏線になる。

世界の狭い僕は全ての責任を
自分のことにしたがった。

自分が悪いのだ。
自分のせいなのだ。
自分が知らないからだめなのだ。

自分、自分。

そんなやつは役に立たねえ。
繊細とは無縁の、
独善だけが僕の高校生活を偏ったものにしてゆく。