2024.4.1
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「さみだれちゃんと僕と大学生活。」
こんなことも、大学生活の中でしか、
そして相手が友人では出来なかったと思う。
さみだれちゃんは一言もしゃべらないし、
表情もなかったが、
僕の全意識と時間を一日集中させれば
微細な顔の動きもよく見えるようになる。
得難い経験だったと自分でも思う。
「さみだれちゃんと僕。」
僕はあまり「出会い」「出会う」という言葉を使わない。
自然に誰かと仲良くなることはほとんどなかったからだ。
だから僕はさみだれちゃんと出会ったわけではなく、
ただただ虚しいだけの僕のその季節に、
見つけた、のだと思う。
「杉ちゃんと僕。」
ちゃんと近くにいますか。
釘をさしてくれる友だち。