一覧
読み込み中...
全部見る

男性がベンチに座り女性がじっと見つめている

僕はあまり「出会い」「出会う」という言葉を使わない。

自然に誰かと仲良くなることはほとんどなかったからだ。

だから僕はさみだれちゃんと出会ったわけではなく、

ただただ虚しいだけの僕のその季節に、

見つけた、のだと思う。

2年間留年し日々を逃げているハセガワのもとに、さみだれちゃんがじっと彼を見つめている。彼は死にたい気持ちを甘えて呟くが、彼女は無言で見守り続ける。彼にとって、そんな存在が人生には必要な季節もあることを感じている。