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2:2025.1.1 (22:10)

「青春モノクローム女子大編。」

オズ先輩は隣の女子大に在籍していた。

女子大にはペアになっている大学がある。
京都女子は京大と、同志社女子は同志社と仲が良いといった、
決められているわけではないがなんとなくそういう空気があった。

京女も同女も男子禁制が徹底されており、
許可証を持ってなければ親兄弟でも入れないという秘密の花園だった。
僕は一度、夜中に田辺のあの巨大なフェンスを人力で登って潜入しようとしたが、
もちろん不可能だった。
秘密の花園は魅力的だ。バーネットの小説でなくとも。

女子ばかりのサークルはつまらないという子は男子のいる大学のサークルに来る。
大学のサークルは基本、どの大学の大学生でも入れる。
大学生でなくても多分入れる。
大学のサークルはそうしたごった煮の空間である。

オズ先輩は女子大の美術部にいたが、
ウラ先輩(まだ漫画には登場していない)というへんてこな先輩に連れられて
僕の所属する美術部に来た。
僕が入学する2年前の話である。

僕は牧歌的で飲み会ばかりの美術部に飽きており、
顔の広いオズ先輩と仲良くなったことで積極的に他大学の美術部と交流するようになり、
そこで出会った人たちと大学生活の後半を過ごすことになる。

R大学美術部の奥崎ミチルもその一人である。

杉ちゃんナナさんは僕の美術部には来なかった。
杉ちゃんは真性のレズだったし、ナナさんはイケイケのお姉さんに見えて
案外奥手だったから。女子大の方の美術部で満足だったのだろう。

ウラ先輩に無理やり連れてこられたオズ先輩は、
元々自己紹介に「男になりたかった」と書くような人だった。
本当は女子大には行きたくなかったのかもしれない。

残念ながらオズ先輩について書いた日記に比べて、
杉ちゃんやナナさんの日記は極めて少なく、
手紙のやりとりと記憶でしか描けない。

僕は仲良くなりたい人がいると、
その周辺から友達になっていく。
杉ちゃんやナナさんを頻繁に呼び出したり出されたりしながら
先輩の情報を集めることになる。

さて、だいたいはその程度の話で、
特に杉ちゃんともナナさんとも何が起きたわけでもない。
オズ先輩にとって僕が出来の悪い、メンヘラ気質の後輩でしかなかったのと同様に、
杉ちゃんやナナさんともそんな関係だった。

マンガに描くには何か物語があった方がいい。が、何もない。
何もないけど、今年はちょっと話を作ってみようかという気になっている。

3:2025.1.2 (3:11)

「月光。」

やがてかわいいかわいいだけでは
やっていけない時は来る。

そんな時、いつも空に月が出ていた。

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さみだれちゃんも最後が描けなくてそのままになっている。
さみだれちゃんは村木を描き終わった日から描き始めて、
途中まではよかったが、最後を表現するそのレベルが足らず、
だめだ画力を上げないと描けねえと焦っている間に8年経ってしまった。

画力上がったんだろうか。
自分ではそういうの、わからないんだ。