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2:2021.1.3 (3:44)

「これもまた僕という現象。」

僕もまた、僕の正義にしたがって行動していた時がありました。
正義の人でした。

必ず周囲の人間の理解を得られると信じていました。

気づいたら一人になっていました。

みんな僕をよけて通るようになりました。

それでも僕は僕を正義だと思いました。
みな間違っている、と。

正しいも間違っているもありません。

ただ僕は、冗談が通じない人間だっただけなのでした。

3:2021.1.3 (14:33)

「夜に。」

映画やアニメから人生が左右されるような
衝撃を受けるということはありませんでした。

ただでさえ自分の気分が乱高下するので、
現実を受け止めていくだけで精一杯だったのだと思います。

大騒ぎする友人を見ていて、
羨ましかった記憶がある。

ほんとう、退屈な人間です。

4:2021.1.3 (15:54)

「1994年の大学生たち。」

色々深読みできそうな発言を連発し、
我々の中では「99%バカだが1%の哲学者」と認識されていた
枝くん。

在学中に地元の火山が爆発し、
家が消し飛んで聖書売りとなった枝くん。

村木に会わせた唯一の人間である枝くん。

枝くんって人間なんですか、とよく質問が来ますが、
それは枝くんに聞いてください。