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1:2020.8.10 (23:51)

「ちゃんと『聞かない』人のいる世界。」

色々ちゃんと意見を言ってくれる人は必要だ。
でもそれ以上に、僕の話を「ちゃんと」「聞かない」人は
僕にとってとても重要な存在だった。

夜中に急に不安に襲われた時、
急に何かを閃いた時、
僕はしょっちゅう先輩に電話をかけた。

先輩はいつもつきあってくれた。
でもつきあわない方がよい時は、
ちゃんとつきあわないでいてくれた。

僕は考えなければならない。
一人で。

2:2020.8.14 (0:23)

「ポジティブ警察。」

僕は人間の暗い部分に強く惹かれるというだけで、
知らない人のプライベートなど何の興味もありません。

自分はそう思っていても、
人は何の関係もない僕のプライベートが大好きだったりします。

暗い顔をしていると明るい笑顔をくれる人がたくさんいます。
笑顔いりません。
どんどん僕の顔が暗くなるだけです。

興奮すると余計に痛いので
僕は周囲にぺこぺこと謝罪して歩きたい。
右手にバットを握りしめて。

3:2020.8.16 (21:46)

「これはさすがにこたえたよ。」

夢中になるとつい見えなくなる。

小学生の頃、友達何人かと図書館に行った。
友達らはすぐ飽きて公園で虫を捕ろうと言ったが、
僕は本に夢中になって、そんな声は聞こえなかった。

気づいたら閉館の時間で、周りには誰もいない。
真っ赤な空に蝉だけがけたたましく鳴いていた。

喜怒哀楽をありったけ詰め込んで、僕は先輩に夢中だった。
僕は激しく人を追い詰めることでしか
自分の気持ちを表現することが出来なかった。

4:2020.8.23 (23:48)

「なれあい。」

何でも話してよと言われて話してみると
後悔しかしない。

話して解決する内容なら話さなくても解決する。

僕たちはそんな捻れた価値観の下で
相手の存在をちょっとした触媒のように使いながら

一人でも二人でもなく
1.5人前くらいの距離をおいて
さみしくなったり、
さみしくなくなったりを繰り返す。

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