「大学。」
大学時代に出会った人間の数は多い。
でもマンガに出てくるのはほんの数人だ。
あまりにも学生の数が多すぎて、
誰が何をやっていても大して気もとめない。
それこそが自由であり、自由の寂しさだったと思う。
大学時代のマンガには色んな人物が登場するが、
田舎と街なかをまたいで関係が続いたのは先輩一人であり、
僕の大学生活を象徴する人間である。
ページ内の表示数
大学時代に出会った人間の数は多い。
でもマンガに出てくるのはほんの数人だ。
あまりにも学生の数が多すぎて、
誰が何をやっていても大して気もとめない。
それこそが自由であり、自由の寂しさだったと思う。
大学時代のマンガには色んな人物が登場するが、
田舎と街なかをまたいで関係が続いたのは先輩一人であり、
僕の大学生活を象徴する人間である。
なんとなく「星空はロマンティックで美しいもの」と思っていた。
雲より遥か上空の4500m地点の、
人間どころか生き物の気配の全くない世界で
たった一人空を見上げると、
それはとても怖かった。
あの息苦しい、のどの奥に何かがせり上がる感覚は
絵でも言葉でも上手く説明できない。
僕はだから
自然に対して感じるロマンや美意識を
あまり信用できない。