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1:2020.11.20 (23:38)

「人からも自分からも逃げた行く先は。」

なんとかケンカや気まずさ、葛藤を回避したいと願う人間ほど
正解を自分の中以外のものに求め、
結局捨てられ、嫌われる。

つまり彼女が何を怒っているのか、
彼女自身、あるいは自分自身ではなく、
雑誌の一般論やネットの煽り記事に正解を求める人間だ。

これは勉強ができるできないとか、
性格がよいわるい、家庭環境がどうのこうのの話ではない。

適当に自分をごまかして
なんとなく生きてきた結果でしかない。

僕は捨てられる。
それに気づくまでどの世界線を生きても捨てられ続ける。

自分のことばかりに真剣になっている人を、
自分以外の人間は好き勝手に笑うが、
しかし

その季節は絶対に必要なのだ。

2:2020.11.26 (22:05)

「味。」

なんでもかんでも思春期の恋愛と結びつけて考えるのも
どうかとは思うけれど、

極端な偏食だった僕が、
180度反転して急にグルメ気取りになったのも、
こうしたちょっとしたことがきっかけだったと思う。

色んなところに思い出は残る。

そして僕がここにいる。

3:2020.12.10 (20:32)

「大学生たち。」

何の用もないのに、夜中に呼び出せる友達、いますか。
何の用もないのに、夜中に呼び出してくれる友達、いますか。

ゆっくりと、
同じ時間軸にいる。

用なんていらないんです。
用なんてないんです。

大学生活と他の生活の大きな違いは、
この意味のない時間だったと

僕は目を閉じて思い出す。

4:2020.12.12 (1:46)

「大学生たち。」

同級生で仲良くなれたのは奥崎だけだ。
大学は違ったが、学力はそう変わらなかったと思う。

初めて同じような程度の頭で、
全部説明しなくても冗談が通じる人間と
仲良くなった。

僕が気が効く人が好きなんだろう。

楽しい時間は短い。
だけど幸福だった。

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