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2:2024.2.29 (23:20)

「逃げ。」

僕はよほどのことがない限り本音を話したりしない。
本音っぽく見えるような嘘を話していただけにすぎない。

高校まではそれでもやってこれた。

人と深くつきあうようになると
どうしてもそれではやっていけなくなる。

僕は同じところに立ち止まったまま、
隣にいる人が大人になってゆく。

3:2024.4.12 (2:57)

「奥崎。」

マキタもそうだったけど、
同級生とはどうしても上手くいかなかった。

だから同級生同士でつきあってる友人を見ると
羨ましかった。

なんとなく後輩と仲良くなることが多かったけれど、
それは僕自身年上ぶってものわかりのいいフリをしてるからで
素の自分ではつきあってもらえないんではないかと
いつも不安だったから。

同級生の遠慮のない距離感って
男同士だと楽なんだけど
男女だとどうも怖くってさ。

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