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1:2020.8.19 (22:40)

「同じ道を行く。」

僕は高校の時、ピアノの先生から
「君には受験で合格するような演奏は難しい」
と言われて、あ、そうですか、と即座に諦めてしまいました。

それは才能がないとかそういうことではなくて、
細かなミスタッチやフレーズのこととか、
ベートーベンやバッハの表現したいことを理解しているかとか、
そういう意味だったのだと思います。

普通の大学に進学し、
音大を目指していた村木に出会って、
同じ道を歩いて行こうと一度は思いましたが、やはり挫折しました。

マンガや映画なら、ここで努力する才能が開花するはずですが、
僕にはそれさえ全くありませんでした。

ふうん、と思いました。
だから趣味が似ている人とは同じ道を歩けません。
好きなものが似ている人は、怖いです。

2:2020.8.25 (15:18)

「誰のための自己満足。」

好きな人に褒めてもらいたい、喜んでもらいたい。
それは誰にとっても普通の感覚だと思う。

でも僕たちは失敗するまで
人が望むことと自分が褒められたいことの差に気づかない。

僕は優しい。
優しいので努力する。自分を犠牲にしても努力する。
体が壊れるまで力をこめ続ける。
そして最後に、自分自身も見失う。

プレゼントの失敗はわかりやすい。一度で理解する。
しかし一緒にご飯を食べる、眠る、掃除する、家事をする、
そんな日常生活に対して見返りを求めれば、
やがて二人の関係は崩壊する。

さあ、こんな失敗は誰でもする。君たちもしただろう?
その後に何をしたかが問題なのだ。
いったん家庭や教師や環境のせいにする癖がついたら
人間は二度と反省などしないことを、
僕はようく知っている。

3:2020.8.31 (10:57)

「一人でいい、は未熟だ。」

高校辺りでの失恋ダメージを負ったまま、
それっきり何年も十何年も何もない人がたくさんいる。

それを否定したいわけじゃない。
その人の人生はその人が思うようにしか歩めない。

でもちゃんとつきあって人と過ごす楽しさを知ったなら、
また好きな人が出来るのが強くなって回復した証だと思う。
それを繰り返して、僕はやっと素直に人とつきあえるようになる。

なるほど君たちは思春期の失恋をトラウマとして僕によく話し、
それからずっと何もないですよと自虐的に笑うけれど、

違う。
トラウマのままにしておきたい子供のわがままだよそんなの。
トラウマというには、それはあまりに未熟で身勝手だ。

4:2020.9.2 (1:19)

「一人では気づけない。」

どう努力してどう勉強してどう検索しても、
自分ひとりでは絶対に気づくことが出来ないモノはあります。
遅かれ早かれ、それと対峙しなければならない時は来ますので、
後は時期の問題です。

最近はなんでもキャラにしてしまうので、
子供じみてるとか、オタクだとか自分はクズだとか、そんなものも
単なる自分を飾る修飾子以外の意味を持たないのですが、

自分はクズだと自分から言う君は、
自分が思っているよりももっとクズなんですよ。
いずれどこかでそれに気がついて傷つくんです。
気づかなければ人が気づかせてくれます。

そう言われるとムカッとしますか?
じゃあやっぱりクズじゃないですか。

歳くうと謝るのってものすごく難しいのです。
何故なら、歳くえばくうほど、
相手の方が自分よりも自分を見透かしているからです。

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