
人物:マキタ1414P
高校生の「僕」にとってヒロインだった演劇部員。
普段は寡黙でぶっきらぼうだが舞台に上がると性格が180度変わる。
よく通る高い声でぼそっと辛辣なことを言うことが多かった。
マエダのことが好き。
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「日記と自分語り。」
間違いなく、この日記がなければ僕は
自分に都合の悪いことはすべて忘却し、
「あの頃はよかったなあ」と遠い目をするだけの大人に
なっていただろう。
もしくは陰キャがどう、陽キャがどうと、ねちょねちょ
どうでもいい定義にこだわる人間になっていたかもしれない。
そういう意味では、
くるくる変わる気分と憂鬱、
その反動のハイテンションと希望が
日毎に交錯する「30年前のありのままの自分」が
みしみしと詰め込まれた日記は、人からもらった手紙とあわせて
僕の唯一の財産であり、資産である。
ツイートやブログのようなweb日記は
僕は絶対に日記とは認めない。
どれだけ「これは備忘録」「これは独り言」と
主張しても僕は認めない。
それは君自身ではない。