
シリーズ:家族359P
ページ内の表示数
「田舎の住人。」
今は都心で2部屋しかないところに家内ちゃんと住んでいる。
やっぱり距離が近いので、うむむ、となる時もあった。
田舎の我が家は会わないでおこうと思えば
一日誰にも会わないで住む程度の人口密度が保たれ、
ある意味、鍵のかかる部屋が一つもなくても、
プライバシーが遵守されていたように思う。
ひっそり死んでても絶対誰も気づかないと思う。
だから僕はうちで自殺したいと思ったことはない。
「不可解。」
恋愛って、恋愛から目を覚ますためにあるんじゃないかと
思ったりする時があります。
一番長くつきあった奥崎でも2年ほどだと考えると、
なぜ趣味も好みも何一つ合わない家内ちゃんと
20年近くも一緒にいられるのか、謎です。
「そんなもんだよ」で全部が過ぎ去ってゆきます。
「でも出来るまでやる。」
家事や仕事が好きで得意ならいいんですよ。
苦手だった場合の話です。
僕は現実を知るまで
自分では何でも一人で出来ると思っていました。
ほんとに何も出来ませんでしたね。
一人暮らし長かったのに。
まあその辺も含め、恋愛経験とか何もなしに、
いきなり婚活で結婚とか、
僕からするととてもじゃないが、恐ろしい話です。