シリーズにんげんのうた①「マキタ。」 2016.11.6 (23:01) 僕はいつも反抗的だったが、それは反抗のための反抗、 反抗的なポーズに酔いしれているだけの、暗く俯いた子供で。 だから結局、大きなシステムを自分から見限ることなく、 安心が約束された場所から、辺りの顔色を伺いながらあれもこれもダメだ、と 駄々をこねていたに過ぎない。 僕にとってマキタは、そうした稚拙なアイデンティティでさえ確立できずにいる、 僕自身のアンチテーゼのような存在でもあった。 →シリーズにんげんのうた