2024.4.1
2022年2月69P
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「言葉。」
この世界に精一杯の抵抗。
「お前の態度は嘘ばかりだ。」
偽物の怒り、偽物の幸せ、
偽物の好き。
「眠る前に。」
「生きていればいいこともある」という言葉自体はいい言葉だと思う。
ただ、それを素直に受け取れる人間はいいことがあった人間だけで。
不幸な人間を慰める言葉はない。
だから気が済むまで徹底的に不幸でいいじゃないかと思う。
「眠る前に一枚。」
自分は迷惑な存在だと、
勝手に思ってるだけなら自分はすげえと思ってるのと一緒だよ。
「自意識。」
人に正直な気持ちを話したくらいでは性格は変わらない。
そこで「こんな自分でも受け入れてくれる人」という方向に行くと
必ず事故を起こす。誰も幸せにならない。
なので無理やりでも変えるしかない。
変えるしかない、という崖っぷちにはいつか立たなければならないと
自分が一番よく知っている。
「眠る前に一枚。」
写真なり実物なりを見て描かないとうまくならない、
それは本当のことだと思う。
でも僕は速くうまくなりたくて毎日描いているわけではない。
うまくなってもやりたいことがない。
絵を描いてみんなに喜んでもらうことでしか幸せを感じられないなら、
それは不幸な話だと僕は思う。
「ぱぴぷぺ!ぴくちゃん。」
もうちょっとだけがんばれよパトラッシュ。
もうちょっとだけ。
「演劇部の思い出。」
僕は特に「自分は別の性格を演じる」とか「自分とはかけ離れた物語を作る」
といったことが苦手だったから、
身近な人間がこんなにも別人になるのかというのを目の前で見た時にひどくとまどい、狼狽した。
それを感動とも言うことも出来るし、恋愛と言うことも出来る。
「それでも僕は仕事部屋を作らない。」
自分の部屋なんか別にいらないな。