「男だとか女だとか。」
妹もすぐ泣いた。何故泣くんだと言うと余計泣いた。
言えないかわりに泣く。
だから泣く理由なんてわからなくていい。
僕は女の子が泣いていても優しくない。
聞いて欲しいなら、ずっとそこにいる。
気が済むまで。
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妹もすぐ泣いた。何故泣くんだと言うと余計泣いた。
言えないかわりに泣く。
だから泣く理由なんてわからなくていい。
僕は女の子が泣いていても優しくない。
聞いて欲しいなら、ずっとそこにいる。
気が済むまで。
劣等感やら自己嫌悪やらにも種類がある。
自虐ネタに出来る程度の自己嫌悪は、よそいきの本音だ。
自分の本当にダメな部分は近くにいる人にしか見えていない。だからハッとして傷つくのだ。
ぼっちの独り言自虐なんて気楽なものだよ。
僕はギャンブル嫌いなのでこれが最初で最後でしたが、まあ好きな人は好きにやればいいと思う。
ただそれでもイヤだったのは、人の金をあてにしてでもやろうとするところと、普段マトモなのに急に人格変わるところ。
オータニはモデルしては絵になり過ぎるので描かなかった。
まあこんな感じだ。
この壁の向こうは誰もいない砂浜だ。
何億年もこの波の音は変わらんのだな、というようなどうでもいい話をした。
逃げ癖がついてると、「僕自身」の問題を「女心って」にすり替えたり、「僕はオタクだから」と全く関係ない話にもっていく。
これはね、恋愛経験の有無や年齢は関係ないのです。
死ぬまで治らない「性格」です。
うだうだと悩むのは所詮、悩むのが趣味だからなのです。
それを趣味だと自覚せずに恋愛に持ち込むと、
ただ相手を自我に巻き込むことになる。
これでつきあってしまうと共依存になって共倒れです。
真剣なのと誠実なのは全然違う。
たった2年の差ですが、高校と大学になってからの恋愛は別物だったと思います。
僕は当時自分を大変頭のよい人間だと思いこんでおりましたが、村木の言うことはさっぱり理解できず、しかし結果は常に村木が正しいのでした。
こんなにも人は人を嗤うのだと、きちんとネットは目に見える形で教えてくれた。
ここまで見えても僕たちはまだ、永久に自分を棚において他人を語り嗤う。
「そんな人ばかりじゃない」とは俺には思えない。
少しでもきれいに残しておきたい気持ちはわかるけど、これじゃデフォルトのカメラ設定が補正じゃなくて捏造レベルだ。
ただでさえ嘘で溢れているのに、シャッターと同時に嘘ばかり作り出して、それは一体誰の、何の思い出なのか。
動くのが億劫になってくると、せめて1駅か2駅くらいのところに話し友達がいるといいのになと思う。
行くのもつらいし呼ぶのも気を使う。
折角育ててきた喫茶店内コミュニティが、3月のタバコ条例で一気に崩壊したのが地味に痛い。