ページ内の表示数

2:2017.2.6 (23:38)

「死に至らない病。」

「死に至らない病。」

日頃から情緒の落差が激しかった僕は、そう演じているわけでもなんでもなく、
目の前が全く見えなかった。
全く僕のことなど眼中にない人だけが、特に眼中にないまま僕といてくれた。

 人物「マキタ」一覧

3:2017.2.13 (18:30)

「裏側のヨシダのうたかたの」

「裏側のヨシダのうたかたの」

僕は特別暗い子が好きだったわけではなく、
特別明るい、クラスの人気者が好きだったわけでもない。

ただ、どうしようもなくガードの固い、卒のない人間が、
ふと自分の前でだけ漏らす本音のような愚痴のようなものに敏感に反応し、
例えそれがどんなにひどく歪んだ言葉であっても、
僕は彼女に惹きつけられるのだ。

→イラスト一覧

→人物「ヨシダ」一覧

ごくまれにお知らせを送らせてください。 はい いいえ