「理由。」
前後もなくてこれだけだと想像するしかないと思いますが、
どうして先輩は僕に言わなかったんだと思います?
実はちょっと先輩も気があった、
僕を傷つけないように気を遣った、
自分だけ幸せになるのが後ろめたかった、
マンガならそんなバカげた都合のよい話もあるかもしれませんが、
実際のところは、
僕がまた勝手に思い込んで、勝手に傷ついて、
ポエム書いたりべらべら人にしゃべったりするのが
心から迷惑で鬱陶しかったからですよ。
好きってねえ、
はたから見れば実に醜いものです。
だからちゃんと自分で目を覚まさないと
結局つらいのは自分です。