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1:2020.9.22 (22:20)

「理由。」

前後もなくてこれだけだと想像するしかないと思いますが、
どうして先輩は僕に言わなかったんだと思います?

実はちょっと先輩も気があった、
僕を傷つけないように気を遣った、
自分だけ幸せになるのが後ろめたかった、

マンガならそんなバカげた都合のよい話もあるかもしれませんが、

実際のところは、
僕がまた勝手に思い込んで、勝手に傷ついて、
ポエム書いたりべらべら人にしゃべったりするのが
心から迷惑で鬱陶しかったからですよ。

好きってねえ、
はたから見れば実に醜いものです。

だからちゃんと自分で目を覚まさないと
結局つらいのは自分です。

2:2020.10.3 (19:06)

「そういう私。」

この頃の杉ちゃんも僕と同じく、
より危ない方へ、よりダメな方へ吸い寄せられてしまうたちで、
自ら人の地雷を踏んで破滅することで、
ようやく息をしている自分を確認できる、
厄介で面倒な性格をしていた。

「本当の●●とは何か」

●●は愛でも恋でも人生でも何でもいいんですが、
結局最後は傷つくとわかっていて、
でも問わずに通り過ぎることは出来ない、
そういうある種の潔癖さをもって、

僕たちは何となくつながっていたと思う。

だから多分友だちとかではなく、
醜い部分だけを写す鏡のような存在として、
僕たちはお互いを必要とした。

3:2020.12.17 (0:21)

「理解してもらう必要はない。」

友情でも愛情でも男女でも他人でも何でもない関係。
という関係が欲しくなるほど、
僕たちの学生生活は情緒不安定に満ちていました。

関係のない人間が、関係したそうなことを言う。

それにいつも苛立っていました。

犬の兄弟のようなものだったのかもしれません。
僕たちは文学や詩といった、言葉を専門的に扱う勉強をしながら、
言葉の通じない関係にこそ、救われていました。

理解してもらう必要はない。

4:2021.1.10 (0:51)

「自分以外の何かに癒やされたいと願う世界自体がずれている。」

手紙と日記は違う。
手紙を好きになりましょうなんて僕は言わないが、
日記は未来の自分への投資だと思うので、
結構人に勧める。

まあずっと続ける人なんてほとんど見たことないですが。

僕は妄想が好きでない。
夢を見るのも好きじゃない。

目の前にある、
それそのものが、
過不足なくそれそのものであることに
喜びを見出したい。