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1:2020.9.30 (22:52)

「センチメントは止まらない。」

その時はわからなくても、後でわかることがある。
というより、僕たちは後にならなければ何もわからない、
ポンコツないきものだと思ったりする。

そしてそれを後悔と呼んだり、思い出と呼んだり、
あるいは青春と呼んだりする。
勝手な話だ。

こうした僕の一連のセンチメンタルが、
甘酸っぱいかと言われれば、そうでもない。
苦いのとも違う気がする。

こんな、ドラマも何もない、ありふれた小さなことが、
僕にとっては例えようもなく美しい。

けだし僕の中身は、実に単純で平凡な人間讃歌である。
誰が何をどう言おうと絶対に歪まない、
でも最初からちょっとだけ歪んでいる、

手放しの人間讃歌である。

2:2020.10.9 (23:11)

「当然。」

今なら、と思うことはたくさんある。
今ならこんな結末にはならなかったはずだ、と。

このメールがこないだ復旧したHDDから出てきた時に、
当時は「なんて冷たいこと言うんだ、僕がノイローゼになってるのに」と
ただ哀しかったことを覚えている。

僕は甘えていただけだったのか、と
気づくのはもっと後の話。

もっと早く気付けよ、って思うでしょう?
自分のことを考えるのって結構難しいですよ。

3:2020.10.15 (2:34)

「どんな絵だったかは言えない。」

迷惑だとか気持ち悪いとか、そんなの自分でもわかってんだよ。

それでも、どうしてもしたいこと、
しなきゃ諦めきれないことというのがあって、

冷静な自分を押しのけて、
強引にやってしまったことは、
後悔と罪悪感もしっかりと残るかわりに、

思い出もその分強く残る。

4:2020.10.18 (13:06)

「庭。」

「自分の行動を妨げられること」
に対して、激しい敵意と反抗的態度をとった。

今にして思えば、
疑われるようなことをことさら見せびらかすように
していた僕にも大きな非がある。

それでも僕はいつも戦闘態勢だった。

人は生きている限りろくなことをしないのだと、
何度も当時の日記に書き綴っている。

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