2024.4.1
人物:マキタ一覧1287P
高校生の「僕」にとってヒロインだった演劇部員。
普段は寡黙でぶっきらぼうだが舞台に上がると性格が180度変わる。
よく通る高い声でぼそっと辛辣なことを言うことが多かった。
マエダのことが好き。
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「主語はない。」
関西語圏の大きな特徴はその主語のなさにある。
都合の悪いことは何かと明確にせず、
「雰囲気でわかれ」という空気が存在する。
それによって多々誤解は生じるが、
私自身はこの主語のなさを日本的な、
美しい言葉のように思う。
「何の変哲もない。」
資料とか思い出とか、
そんな大層なものでなく、
余ってたフィルムでたまたま撮った、そんな写真が
こんなにも後になって自分の胸を打つとは
まるで思ってなかったよ。
「至上主義でも何でもねえよ。」
大人になるとズルくなるんです。
ズルくなって、被害者ヅラが上手になるんです。
ふられたらどうしたらいいか。
どうしようもありません。
じっと我慢するしかありません。
騒げば周りが大喜びするだけ。
もがいてもがいて、
一人っきりで諦めることを覚えるんです。