2024.4.1
「刺さらない。」
「刺さる」や「エモい」はどうとでもとれる漠然とした言葉なので僕は使わない。
そうしたスラングを僕はポエム(笑)語と呼んでいる。
心に突き刺さるのは文脈を含めた個の体験であって、切り取った言葉ではない。
高校生の「僕」にとってヒロインだった演劇部員。
普段は寡黙でぶっきらぼうだが舞台に上がると性格が180度変わる。
よく通る高い声でぼそっと辛辣なことを言うことが多かった。
マエダのことが好き。
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「刺さる」や「エモい」はどうとでもとれる漠然とした言葉なので僕は使わない。
そうしたスラングを僕はポエム(笑)語と呼んでいる。
心に突き刺さるのは文脈を含めた個の体験であって、切り取った言葉ではない。
本来この場所は鍵がかかっていて学生は入れないが、
僕は非合法な手段によって合い鍵を得ていた。
誰も来ないこの西階段は話をする場所によく使った。
僕は何より「邪魔が入る」ことを嫌った。