
「刺さる」や「エモい」はどうとでもとれる漠然とした言葉なので僕は使わない。
そうしたスラングを僕はポエム(笑)語と呼んでいる。
心に突き刺さるのは文脈を含めた個の体験であって、切り取った言葉ではない。

「刺さる」や「エモい」はどうとでもとれる漠然とした言葉なので僕は使わない。
そうしたスラングを僕はポエム(笑)語と呼んでいる。
心に突き刺さるのは文脈を含めた個の体験であって、切り取った言葉ではない。
加藤と女性が「刺さる」という言葉について話している。ハセガワは「刺さる」のニュアンスが分からず困惑している。過去のハセガワがマキタと向き合い、嬉しそうな表情をしている。現在のハセガワは、当時の自分がマキタと仲が良いと思っていたのは自分だけだと回想する。その事実を告げても、当時の自分にはもう「刺さらない」だろうと悟っている。彼は既にどこかでその事実に気づいていたのだ。