「しあわせの時間⑤。」[ジブンガタリ-685]
改めて描いてみると、
なんでこんなつまらないことで落ち込んでイヤになって
学校休んだり家出したりしたのか、と笑い話だけれど、
僕は僕なりに真剣だったのだ。
それには自信がある。
僕のしあわせは僕自身が「しあわせだ」と感じなかった時間にこそ存在する。
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改めて描いてみると、
なんでこんなつまらないことで落ち込んでイヤになって
学校休んだり家出したりしたのか、と笑い話だけれど、
僕は僕なりに真剣だったのだ。
それには自信がある。
いつのまに自分の感情をコントロールできるようになったのだろう。
僕は大分遅かった。
嫌いなものを一生懸命嫌えるから、
好きなものを好きでいられる、と信じていた。
先輩にちんこを生やす魔法をかけたら、
俺はホモになって先輩を追いかけるのかなあ、とか、
全くくだらないことを思ったり話したりし、
妙な杉ちゃんとの友情はそのうち消滅した。