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2:2024.7.27 (2:10)

「絵。」

ただいるだけで女の子にたくさん言い寄られるような、
そんな人気者は僕の友人にもいましたけど、
彼らは恋愛について一生懸命語ったりはしなかったですよ。
すごく冷めていた。その冷め方がまぶしかった。

僕のようにどんな形であれ恋愛を語りたがる人間というのは
それが一番苦労することだったからで。

もっと言うと恋愛というよりも、
人の気持ちがさっぱりわからず、共感できず共感されず、
失敗した孤独な思い出が一番鮮やかな記憶なのです。

後はあんまり大した記憶じゃありません。
部活も受験も就職も、自分のことなのに真剣に考える気がしなかった。

人間のことをいつも考えています。

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