2024.4.1
シリーズ:にんげんのうた436P
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「上手くなるために美術部に入ったんじゃない。」
上手に描いて褒められたい、は重要な動機の一つだから、それは否定しなくていい。
でも僕はそんなことよりただ吐き出したい気持ちばかりが強かった。絵が好きなわけではないのだ。
「てのひらもちゃぶ台もすぐひっくり返る。」
僕は実に鈍い人間ですので、
こういうことがあって初めて「自分は嫌われている」ということを知るわけです。
それもやがて慣れる。
外野みたいな仲間は生きていく上で全く必要ない。