2024.4.1
現在全
10841ページ
ページ内の表示数
「お化け屋敷デート。」
子ども会なんて予算ほとんどない地区の集まりの、
呪怨が世に出る遥か前のこの時代に、
一体誰がこれを企画したのだろう。
3分間ただじっと僕たちを見つめるだけのお化け屋敷なわけですが、
以降あんなに怖い思いをしたことはあまりない。
「交錯。」
僕はいつも振り返っていた。
うつむいて、振り返ってばっかりだ。
「でんででん。」
獅子舞は全国にある神楽ですから、誰の家でもこうなんだと思っていました。
この時みたいに、資料作りか何かで人を呼んだ時にそうじゃないんだと知るわけです。
この時代は家が留守でも縁側を開けておいて勝手に舞ってもらっていたと思います。
ずいぶんのんびりした話です。
僕は郷土史にまるで詳しくないので
歴史を調べるときっと面白いんでしょうね。