「杉ちゃん。」

みんな学生を終えて社会人になると感情が出なくなっていくから
怒った顔も泣いた顔も学生の間しか見れなかった表情だと思う。

つきあってたり親友と呼べるほど深い関係であればそうでないんだろうけど。
残念ながら僕がそこまで深く関係した人間はそんなに多くない。

そう思うと笑って楽しかった時よりも、
夜中にぶつぶつと文句を言い合った時のがよく覚えている。

人と話すと、特にぐちぐち文句をいうとすっきりする部分はある。
でもそれでもどうにもならなくなった時の、
切羽詰まった顔が美しい。

「20代。」

「言葉。」

「二人。」

今年は毎日誰かとしゃべるという
何年かぶりに外に出ている連休でした。

年齢のせいだとしても「こんなに？」と
信じられないほど疲労困憊した。もう動きたくない。

何しても疲れなかった頃ってどんな感じだっただろう。
寿命10年縮んでもいいから
3日くらい疲れない体を手に入れる魔法はないだろうか。