2024.4.1
人物:加藤塵芥一覧12P
フォロー0、ツイートは全て手書き、必ず落書きを入れる、という縛りで始めたTwitter-日々ジブンガタリ
もう誰の顔色も伺わない。
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「セキグチとカトー。」
「つきあう」とか「別れる」とか
何もわかっていないころ、
なんだか不穏な冷たい空気が流れる、
元恋人たちのやりとりを、
僕はなんだか大人っぽいなあと
ドキドキしながら眺めていた。
写真部加藤は女子に人気があったが、
結構色んなことをやっていて、
「結構色んなことをやっている」人間の持つ、
怪しげな空気を既にまとっていた。
「僕と加藤。」
僕は多分、「みんな」と上手くやっていこうと思えば
できたのだと思う。
でもどうしても流される。
イヤだ、ダメだと言えなくなる。
笑って、内心人をバカにしてしまう。
高校生の僕は
それが怖くて怖くて怖くて。