「僕と先輩。」

先輩が自分のことを考えて
教えてくれた、そのことがあんまり嬉して、
つい無邪気にたくさんしゃべった。

自分の大事にしていることを、
関係ないやつがぺらぺら適当に話してたら
そりゃ怒るよね。

これが好き、あれが好きと、
何でもかんでも言いたいやつには
わからないだろうけれど。

「僕と先輩とかわいげ。」

これネガティブに考えれば
そんなに僕のことが嫌いなのかね、
と凹んだり怒ったりするんでしょうか。

ないですよそんなの。

何をしてても何をされても
かわいく見えるのです。

だから
うまくいかないんですが。

「17歳たち。」

こうして30年前のことを描いていると、
僕は高校生にしては
とても幼いなと感じます。

今もさほど変わってない気もしますが。

「僕と村木。」