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1:2020.9.7 (7:55)

「また朝になる。」

ぐずぐずとまた朝になる。
眠くて仕方ないが、
眠ると妙な夢を見る。

何が妙だったのかも思い出せない。

ただ漠然と、
何かが違う、どうも違う気がする、
とだけ思い続ける夢を見る。

風 吹いてゐる
木 立ってゐる
あゝ こんなよる 立ってゐるのね 木

(中略)

怖しさとは
ゐることかしら
ゐないことかしら――

先輩が一番最初にくれた手紙に書いてあった、
吉原幸子の「無題(ナンセンス)」という詩

の世界に近い。

雨がふってゐる。

2:2020.9.7 (0:08)

「美術部とマキタともう一人のマキタ。」

この手のいたずらの極北が「偽ラブレター」だと思いますが、
こういうの(別のマキタを呼んでくる)も地味にイヤでした。

マンガで描くと楽しそうに描けますが、
いやだったでしょ、向こうの方でクスクス笑われるのって。

ちなみに唯一の郷土史研究部(部長兼部員)の牧田は
色々不可解な伝説が残っているので、
描いたら描いたでこんなヤツいるのかという話になるんですが、
いました。

4:2020.9.6 (0:34)

「夜に。」

逃げていい、という言葉は、
よくわからん芸能人や誰だか知らんえらい人が
口々に叫んだ結果、虚しい形だけの言葉になってしまった。

逃げたあとどうするのかを一言も言わずに
ただ逃げていい、僕も私も昔しにたかった、などと、

知らんよ。とは思わないか?
僕が高校生だったら余計信用できなくなるな。

好きな人に、迷惑をかけていいと思えることは
大分救われる。

その時、とっても嫌われたなら、
元気になってからがんばって取り返せばいいと思う。

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