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1:2023.12.18 (2:45)

「そのヌード。」

ほんの数回、
裸を描いてもいい、描いて欲しいという人に出会った。

きれいなお花や山や犬猫の絵を描くグループでは出会わないが、
例えば哲学、例えばアート、例えば憂鬱、
そんなキーワードで人と会っているとそんなこともあったのだ。

学生という立場ゆえに起きた出来事だろうと思う。

大して関係がないから描けるし描かれる。
ヌードを描きながらモデルに劣情を抱いだりは出来ない。

あああの感じ、
特に違和感なくよく知らない人の裸を描いているあの感じ、
あれを上手く言葉にすることも出来ない。

2:2023.12.20 (1:05)

「光。」

もっと上手くなりたい!と言ってみたり、
いや俺は上手くなることが目的じゃない!と言ってみたり、
どうにも言うことに一貫性がなく、
その日その時の気分による。

そりゃあそうだろう。
誰かに見せたい「こんな自分」が薄れて
外向きに関係を広げて行こうという欲も消えていけば
誰かのための自分を作る必要は特にない。

論理の呪いにかかると
昨日言ったことと今日言いたいことが矛盾している状態を
許せなくなる。
他人の尺度を知りたくて仕方がなくなる。
そして他人の尺度をさも自分の尺度として話す自分も許せなくなる。
許せないということは、つまり常に攻撃態勢だということだ。

それが日本語で言う弱いということなら
弱いままの自分を認めてくれとはやっぱり言えない。

4:2023.12.23 (9:51)

「ライト。」

ここ何週間か、朝方まで考え込んだり絵を描いていることが多く、
ようやく寝ついたと思った瞬間
狂ったように家の前で選挙カーが演説を繰り広げ
いつもはうるさいなあと思うくらいなんですが
よろしくない最近の政治ニュースと暗い世相の相乗効果で
まったくもって病気になりそうです。

クリスマスとしては過去最低だ。

僕は子供の頃から大きな音やチカチカするものが苦手で、
故にライブだったりクラブだったり
あるいはチェーンの居酒屋だったり
目の前の人と会話できないような音量の場所は
なるべく避けて生きています。

音がない光と影だけの世界が心地よい。
夏よりも冬の方がよい。
昼間よりも夜がよい。