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椅子に座り物憂げな表情のさみだれちゃんのイラスト

何度も最初から描こうとして、結局続かないさみだれちゃんのマンガ。
劇的な展開も、納得のいく終わりもない。
僕たちは時間の許す限り知らない電車に乗って知らない町を歩いた。
ただそれだけが描けることであり、
さみだれちゃんが何を思い、何を考えていたか、
一番そばにいた僕にさえ、何一つわからない。

さみだれちゃんはしゃべらない。
そして僕も、君をしゃべらせようとは思わなかった。

夫と家内ちゃんが歩く姿と、過去を悔いる女性のモノローグ

強くなったのか、弱くなったのか、自分ではよくわからない。
ただ、自分の身に起こったことを全て自分自身で受け止める時間はあった。

あんまり考え込むこともなくなったし、
不安で眠れないこともなくなった。

そのかわり、人を好きになる力は弱くなった。
だから特に嫌いな人もいない。

嫌いになれるほど、好きにもなれない。

僕は家内ちゃんと歩く。
手を繋いで歩く。

ハセガワがオズ先輩を批判する漫画

色々ちゃんと意見を言ってくれる人は必要だ。
でもそれ以上に、僕の話を「ちゃんと」「聞かない」人は
僕にとってとても重要な存在だった。

夜中に急に不安に襲われた時、
急に何かを閃いた時、
僕はしょっちゅう先輩に電話をかけた。

先輩はいつもつきあってくれた。
でもつきあわない方がよい時は、
ちゃんとつきあわないでいてくれた。

僕は考えなければならない。
一人で。

ソファに横たわる黒髪ショートカットの少女

美術部の一階下にある演劇部の部室は、
元々柔道部が使っていた畳敷きの部屋だった。

文化部とは言え、体育会寄りの演劇部は、
上の階の僕たちにまで聞こえる大声で、
跳んだり跳ねたりしていた。

夏休みには、マキタが一人で練習していることもあった。
僕は一人、美術室で絵を描いていて、
声が聞こえなくなるとジュースを買って差し入れに行った。

胸が高鳴った。