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「ただひとり。」

青春モノクロームシリーズも100回に達しました。
好きであればあるほど上手くいかないんですよね。何でですかね。
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青春モノクロームシリーズも100回に達しました。
好きであればあるほど上手くいかないんですよね。何でですかね。

疲れた時に休むことが出来ない人間にとって、
ぶん殴ってでも言うことを聞かせる近しい人間の存在は
何者にも代えがたい。


僕はよく自分の思春期を「放浪癖」と表現するけれど、
あれは嘘だ。
本当は、ただ目立ちたくて、気にして欲しくって、
奇妙に見える行動言動を繰り返したにすぎない。
僕はマキタの一言で目が覚めた。
……なんてことはなく、何年も何年も、
引き続き不平不満とくだらないプライドを周囲に撒き散らしながら、
薄々気づいている自分の本当のダメさに目をつむって、
「ああ俺はだめだなあ」などと痴呆のように繰り返す。

これはフィクションだ。
どこがフィクションかというと、顧問の先生はおじさんだ。
それだけだ。