「練習の後。」 2020.8.10 (13:31) 美術部の一階下にある演劇部の部室は、 元々柔道部が使っていた畳敷きの部屋だった。 文化部とは言え、体育会寄りの演劇部は、 上の階の僕たちにまで聞こえる大声で、 跳んだり跳ねたりしていた。 夏休みには、マキタが一人で練習していることもあった。 僕は一人、美術室で絵を描いていて、 声が聞こえなくなるとジュースを買って差し入れに行った。 胸が高鳴った。