「恋愛者たち。」

2024.12.12 (4:46)

恋愛者は時々自分ですら想定していなかった
アンビバレンツな行動をする。

後から考えれば、中途半端の苦しさや重さに耐えかねて、
早く誰かと上手いこといってくれというような
稚拙で単純な逃避なんだけれど、
僕にはそれを自覚することができない。

その一方で、
自分の気持ちを自分自身で追ってコントロールできてるような
状態を恋愛とは呼ばないと僕は思う。

恋愛者たちの先にあるのはどこへたどり着いても、ただ後悔。
そしてその後悔を背負ったバッドエンド。

僕はただ君が幸せになってくれれば、なんて
かったるい醜悪な嘘を誰に向かってついたのか。

僕もマキタも自尊心が充満していた。
そして僕だけが偽物だった。