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シリーズにんげんのうた⑬ 「オータニ①。」
オータニは思ったことを何でもそのまま言う。
いつも夢見がちで、ロマンだなんだとつまらない自分を何とか面白く見せようとする僕に対し、
身も蓋もない思ったままことを言い続けた。
卒業後何年かして一度だけ会ったことがある。
相変わらず悪意なくロマンなく身も蓋もなかった。
マキタの乳のことなんか考えたこともなかった。
きっと、だから僕とマキタは全然、全く、これっぽっちも上手くいかなかったんだと、
オータニは正しかったと、今にして見ればそう思う。
→シリーズにんげんのうた
シリーズにんげんのうた⑫ 「マキタ⑧。」
掘り返してももう何も出て来ない。
友達にももうなれない。
マキタはいつも本当のことばかり言ってるように見えた。
僕は何も言えなくてバカを気取ってみせ、
バカなのか?と言われた。
なんだよもう。
→シリーズにんげんのうた
村木:SIDE B「⑬:不安。」
僕はメンヘラという言葉がどんな人物を指すのかわからないが、
不安定な情緒を何が何でも簡単にメンヘラと言ってしまうのは愚かなことだ。
僕たちはいつもさみしい。
さみしいから一緒にいられるのだ。
村木SIDE B
青春ノンフィクションI.「村木。」本編
村木:SIDE B「⑫:拘束時間。」
僕は落ち着きがない。
何もしないでぼんやりしていることがことのほか苦手だ。
ちょっとでも時間が空くと、何かしていないと逆にストレスが溜まる。
こんな感じになった時、ちょっと起こしてしまえば済む話なのだけれど、
村木の寝顔を見ていると、とても起こす気にはなれなかった。
今思うと、こうやって少しづつ僕の時間は間延びし、
生き急いで発狂せずにすむ、貴重な休憩時間だったのかもしれない。
村木SIDE B
青春ノンフィクションI.「村木。」本編