
付和雷同で「だよねー」「わかるー」しかないのもイヤだけれど、
それ以上に卑屈や自虐は根が深くて、ちょっとやそっと
一人で悩んだり考えただけでは変わらない。
自分を変えてくれるのはいつも必ず自分以外の人間であり、
自分を変えてくれる人間を注意深く選択するのは
悪いことでも心が狭いことでもなんでもない。
わたくしは特に人の好き嫌いが激しかったから、
そういう自分をいやだなと思うこともよくあったけれど、
それでも「人間はみんな悪だ」みたいな極論には走らなかった。
「人を好きになるのが好き」というより
「人を嫌いになるのがイヤ」という
後ろ向きな考え方だったように思う。
わたくしは元々、「ゆきずりでもう多分会わない」みたいな関係が嫌いだった。
だからきっとネットには不向きなんだと思う。