「葬列。」

2025.1.24 (21:47)

一時期電車でもどこでも見られた、
「スマホでゲームかなにかに熱中する中高年」も
だいぶ減った気がする。

僕はもともと外ではほとんどスマホを出さない。
そのかわりに人を見ている。

が、それもなくなり、ただ前を見ているようになった。
何を考えているか。
何も考えていない。

ふと横を見ると、みな寝るでもなく考え事をするでもなく、
ただ前方の何もない空間をじっと見ている。

本当に僕たちは自分の散髪の順番を待っているんだろうか。
床やの椅子に座った途端、そのまま地獄にでも送られるんじゃないか。

そんなことを思った。

でも髪は伸びる。
「いや、お前散髪するほど髪の毛なくない?」
子どもの頃も床屋で順番をしている時、疑問だった。
でも散髪にはいく。

現実に生きていたいのだ。