
ちょっとしたことですぐ居場所がなくなった気がする僕の、
もやしのような自意識をエスパーのように見透かして、
いい時にやってくるマキタは僕のヒーローだったのだ。

ちょっとしたことですぐ居場所がなくなった気がする僕の、
もやしのような自意識をエスパーのように見透かして、
いい時にやってくるマキタは僕のヒーローだったのだ。
美術部の送別会。部長のハセガワは、自作の料理を持参したものの、周囲の無関心や場違いな空気に気圧され、内心で後悔と恥ずかしさに震えていた。そこへマキタが現れ、ハセガワの努力を肯定するように料理を口にする。不味いと一蹴されながらも、彼女の振る舞いに救われたハセガワは、心の中でマキタに感謝を捧げる。