




本編
I.プレリュード












II.アルマンド












III.クーラント











IV.サラバンド












V.パスピエ












VI.ジーグ












VII.エピローグ










VIII.村木ハルカ













書籍板後書き


当時の様子









手書きで買ってくれた人に手紙書いて宛名貼って…。
全部わたくしと向こうに見えてる家内ちゃんでやった。300部。
もうできないな。

倒れて生死をさまようまで後1年。
もうこれ以上できないくらい一人でやった。何もかも。
だから同人活動はこの一冊でおしまい。
10年後の記念イラスト


改めて当時のファイルをまとめていると、よくやったなあという感想しかありません。
当時はSNSのアカウントも違い、有名人とも繋がっていたことから結構拡散してもらえて、
それでも作ったのが確か300部、売れたのも300部。400だったっけ。覚えてない。
同人誌を作ったことがある人ならおわかりかもしれません。
最初の同人誌がフルカラー100ページ超で300部は無謀でしかない。
わたくしとしては「プロじゃないです同人です」みたいなものを作りたくなかったんで、
思う存分自分の持てるスキルをつっこんで作りました。
60万くらいですかね色々かかって。全部売れても赤字でしたねえ。
一冊3000円くらいにしないととてもじゃないけどペイできません。少ロットというのはそういうものです。
当時もpixvで発送代行のサービスはありましたが、
とにかく全部自分でやってみたかった。同人誌ってそういうものでしょう?
便利と効率と利益率の話ばっかりで本当につまらないと感じていた。
最終的にいくら回収できたかって?40万くらい?50万くらい?だと思います。
忘れちゃいましたけど、ちょうどその頃起きた熊本の大地震に全部寄付しました。
ええ。言いませんでしたけどね。
同人誌って自己満足のためにやってるんじゃないの?
それが趣味ってことじゃないの?
と勝手に思ってたのと、金と噂話と自分がどの漫画家と知り合いかみたいな話ばっかりに
なりがちな、極めて低次元な会話にイライラしたからです。
二冊目を作ろうかなあと思ってる間に入院したりでそのままになってしまいましたが、
多分趣味としてはこの一冊以上に手間も時間ももうかけられないと思います。
10年経って処分してしまった方もいらっしゃるでしょうが(全然構いません)、
わたくしは少なくとも大満足でした。
不満があるとすれば絵も漫画も初めて描いたから下手だったということです。
でもまだ何でもいいから描きたいという情熱は
一秒も途切れることなく10年間継続しています。
その中でわたくしの発し続けているメッセージは一つ、
今、あなたは誰が好きですか。
です。
届きましたか。あなたに。
2026.3.25