2024.3.16
シリーズ:にんげんのうた430P
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シリーズにんげんのうた⑩ 「先輩②。」
先輩は滅多に何かをスキだと言わなかった。
ただのひねくれものだったんだろうか。
僕はそうではないと思っている。
先輩はただ、色んなことがとても大切だったんだ。
シリーズにんげんのうた⑪ 「先輩③。」
僕が先輩がとても好きだったが、
それ以上に僕自身のことが好きなだけだった。
僕はただただまっすぐに先輩を追い詰め、
彼女はただ泣いた。
シリーズにんげんのうた⑫ 「マキタ⑧。」
掘り返してももう何も出て来ない。
友達にももうなれない。
マキタはいつも本当のことばかり言ってるように見えた。
僕は何も言えなくてバカを気取ってみせ、
バカなのか?と言われた。
なんだよもう。