「逃亡。③」 2016.10.7 (0:35) 僕は当時、深刻な分離不安に悩んでいた。 とにかく知ってる人でも知らない人でも、誰かが自分から離れていくことに異常な恐怖を感じるのだ。普通であれば(同級生や恋人であれば)一発で嫌われるだろう。 そういう意味でもたくさん迷惑をかけた。 この地を自ら離れ、上京した瞬間、たちどころに治った。 僕は甘えていた自分にやっと心から気づくことになる。 「逃亡。②」