2024.3.16
「逃亡。②」
2016.10.6 (0:37)
最初から居場所のない人間は孤独ではなく、段々居場所がなくなっていくから孤独なんだ、と当時の僕は思っていた。
何度ももう絵なんぞ描いていても意味はない、と思ったが、「私は幸せになったから描くのをやめたのだ」という先輩の言葉が、その呪いが、
僕自身をいつまでも縛って決してやめさせてくれず、悶々と鬱屈した毎日を送った。