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「音楽室。」

今からものすごく真面目にピアノを弾くから
君もものすごく退屈な顔で聴いてくれ
と僕は言った。

マキタは大抵何をしていても退屈な顔をしている。
僕はそれを誰よりもよく知っている。

本当は退屈な顔をしないでくれと言いたいのだ。
でも言ってしまうのだ。

不条理?違うなあ。
これが僕にとって人間であることの証なのだ。

そんな日記を書いて、
自分でも全く意味がわからず、
マキタはやっぱり退屈な顔をした。

「夜に。」

物事を頭から否定し断罪する姿勢はいかがなものか、
という変に小賢しい空気に流されてきた自分を思い、
その間無駄にした膨大な時間を思うとめまいがする。

本来自分に必要のない世界を
一言で切って捨ててしまえないのは僕の弱さであり
そうは言っても一応は…ねえ?…という甘い心の声は
ただの言い訳だ。

大人になると何もしないことへの言い訳を無限に考えつく。
病気である。不調である。トラウマがある。
仕方がないじゃないか、
自分ではどうにもならなかったんだ。
どうすればよかったと言うんだ。

僕がそう思うだけで、
本当に自分ではどうにもならない状況下の人間を侮辱しているのではないか。
夜はいつもそんなことを考える。

もはや言う言わないの話ではなく
考えている時点で気分が澱む。

—–

歯医者に定期検診として3ヶ月に一度、ちゃんと通っている。
女子高生みたいな担当の娘さんのアドバイスをクソ真面目に実行した結果、
「歯を磨く」ことさえ丁寧にやろうとすれば
こんなにも一日が短いのかとわかる。

歯がきれいになるように
心もきれいになるのなら
こんな楽なことはないのだが。

「絵。」

自分が成長してる!うまくなってる!
なんて感じたことないですよ。
いつもアップするたびにあーあって思っています。

> 小*くん

ありがとう。
今週様子をみてまだ発生してくるようなら管理人に言ってみます。
僕の幻覚幻聴の可能性もあります。
そうだったら僕が入院です。