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「京都のころ。」


当時河原町エリアにあった無数の貸画廊・貸しスペースも
今ちょっと調べるとかなり数は減った。
半分以下かもしれない。
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当時河原町エリアにあった無数の貸画廊・貸しスペースも
今ちょっと調べるとかなり数は減った。
半分以下かもしれない。
怒ったり泣いたりするのが人間なので
いつもニコニコしてるやつなんか気持ち悪くって
つきあってられないわけですが、
自分に余裕がない人間は他人にそれを求めるから
どんどん関係がうまくいかなくなっていく。
若い時はまず自分が幸せでいないと
人の面倒まで見れんと思い、自分を第一に考えていたが
今はそう思っていない。
僕が平穏でいるためには
何をおいても相手をまず平穏な状態に保つことが優先だ。
高校時代にはラブレターなどもらったことはない。
が、手紙は割と交換した。
たいていは聞きたくない本音が書いてあった。
それは自業自得で仕方あるまい。
ただ手紙を渡そうという雰囲気は掃除などしていても気がつくもので、
こんな風に教室の隅っこで粛々と譲渡の儀は行われる。
例え何が書かれているとしても
(そしてその予想はいつもついていた)
僕はほのかに嬉しかったし、ドキドキもした。
—-
余談だが、当時の僕とマキタの体格を正確に描いてみると、
マキタは小さくて僕の肩くらいしかなく、
僕は背が高いというより頭が大きかっただけだとわかる。
治さねばならないことが多すぎて、
自分の見た目にまで関心がいかなかったのは
幸せなことなのか、どうか。
夜、雨が降っている。
雨が降っていると手紙を書きたくなる。
手紙を書いて封をする。
朝、雨はだいたいやんでいる。
ポストは学校へ行く途中にある。
雨上がりのポストは濡れている。
私はかばんから手紙をとりだして
少し考えたあと、
ポストの投函口をハンカチで丁寧に拭った。
私のこの手紙。
とてもとても大事な私の手紙。
—-
> Senior
Kanai-chan alles tun, aber sie tut einfach nichts.