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「きもち。」

引きこもりたい時もあれば、
何もできないこともあれば、まあ色々なんで
言われるまでもなく自分の好きにする他ないわけですが。

自分の不安を人に八つ当たりすることが、
僕にとって一番自分の首を絞めるのです。道徳じゃなくてね。

それはネットでも現実でも一緒で、
八つ当たりするたびにどんどん追い込まれる気分になる。

僕は「まー遊びほうけてた報いだねえ」と諦めながら、
思い出話ばかりを語ります。

それで済むのなら、それが一番いいと思っています。

「さみだれデイズ。」

さみだれちゃんはずうっとこちらを見ている。

絵では目が出ているが、
実際は前髪を伸ばして目を隠している。

いつもこの絵と同じ格好をしている。
似たようなパーカーなら一着買ってあげようかと言ったことがある。
さみだれちゃんは何も言わない。
でもいやそうなのはわかったので僕もそれ以上何も言わない。

多分そのパーカーじゃないといけない理由があったのだ。
僕はそれを知っている。
知っているが知っているからといってどうにもならないので
僕は下着や靴下だけを洗濯する。

いつもぐにゃっとしている。
立つとぐらぐらしている。

でもずうっとこちらを見ている。
何があってもこちらを見ている。

「1991年の高校生たち。」

傘を持っているのに、なぜか自分の傘を貸そうとする。

僕にはまず「マキタが傘をさしている」ということが見えてない。
「どしゃぶりだから何とかせなあかん」でいっぱいになっている。
メガネを額に乗せた波平が「メガネメガネ」と言っている状況に酷似している。

初恋とは波平のメガネである。

僕はなんでもいいからいい格好をしたかった。

「ブラウス。」

制服の中でもブラウスを特に描きたい。

これは説明すると余計誤解を生む気もするけど、
女子のブラウスのしわの寄り方が一番描いていて楽しく、難しく
絵的に魅力がある。

ブレザーやスーツの上着は、大きなしわが寄って
大きな形を立体的に描きたい時には魅力的だけれど、
僕はもう少し柔らかい素材で、細かくしわが入る状態の方が
描いていて楽しい。

僕はもちろんブラウスを所有したこともなければ、
手にとってまじまじと観察したこともなく、
着たこともない。
へたすると左前か右前かすら間違える。

つまり無知だ。
スカートもそうだが正直どうなっているのか今もわからない。
そして調べようともあまり思わない。
機能には興味がないのだと思う。僕がスカートを履くことはないからな。

無知なものを遥か昔の記憶と想像で描くのがいい。
描いているうちに気づくといいなと思って描いている。

絵的に映える絵を優先するなら、男性の体の方が見栄えがする。
凹凸が大きく、影ができやすいので描くところがたくさんあるからだ。

これは男女両方のヌードデッサンをやるとわかる。
男性を描いた方がうまく描けた気がして満足度が高い。
石膏デッサンのモデルになる彫刻も、男性の彫像が多い。

柔らかいものを描くのは難しい。
何を描いても僕には難しいわけなんですけども。